2012年2月26日日曜日

Best New Bands 2012 <後編>

前編より少し間が開いてしまいましたが
2012年に期待できそうな新人バンドの総括後編!

Fanzine
イギリスのシューゲイザーバンド
まさにTeenage FanclubやYuckが好きな人におすすめ!
歪んだギターサウンドと甘いメロディーは
極上の青春ポップです

Fanzine-Roman Holiday

Fixers
オックスフォードのエレクトロバンド
去年出したEPからのCrystalsを聞いたときは
踊れるディスコ/エレクトロかと思ってましたが
最近の曲はもっとダンスロックな感じになってきました
今年出るデビューアルバムが楽しみです

Fixers-Iron Deer Dream

Novella
ロンドン出身のガールズバンド
ダークなガレージロックで
鬱々とした雰囲気醸しだしてます

PVが見つからなかったのでライブ映像をどうぞ!
Novella-He's My Morning

Supercute!
ブルックリンのガールズグループ
60sのガールズグループのような雰囲気のある
おもちゃ箱みたいなきらきらしてかわいらしい音楽
ちょっと何か物足りなさを感じるのですが
まだ高校生ぐらいなのでこれからに期待

Supercute!-Dumb Dumbs


Discopolis
エジンバラ出身のエレクトログループ
この浮遊感のあるシンセ最高じゃないですか
ふわふわとした夢心地な気分にさせられます
M83好きな人にオススメ

Discopolis-Lofty Ambitions

以上今年期待できそうなバンド10組の紹介でした!

2012年2月15日水曜日

Best New Bands 2012 <前編>

今回の記事は既に旧ブログやtwitterで紹介したことあるバンド含め
2012年の活動に期待できそうな新人バンド10組の総括を
2回に分けて紹介しようと思います!

Beat Connection
シアトル出身の2人組エレクトログループ
Kistuneのコンピアルバムにも楽曲を提供していましたが、
トロピカルなシンセサイザーがお洒落
今年デビューアルバムが完成する予定とか

Beat Connection-Silver Screen


Bleached
Best CoastやVivian Girlsを彷彿させる
女子ボーカルを据えたゆるい感じのローファイガレージバンド
ライブを見たときはいまいちと感じたのですが
音源を聞き直してみたらかっこよかった・・!
メンバーみんなお洒落で雰囲気あるのに
ベーシストだけエモパンクな見た目なのがどうしても気になります

BleachedーSearching Through the Past

Citiznens!
Kistune所属のロンドン出身Citizens!
ダンサンブルなダンスロックサウンドがとってもお洒落で
ハスキーな歌声がセクシー
フランツと比較されてるようです

Citizens!-Reptile

Friends
ブルックリンからの新生Friends
前シングル"Friend Crush"ではインディーぽい雰囲気でしたが
最新シングル"I'm His Girl"はブラックミュージックの影響を感じる
ファンクな雰囲気に仕上がっています
そしてまたこのPVが90sを再現していてかっこいい!

Friends-I'm His Girl


Gross Magic
私の今のところ1番推しているUKの新人です!
浮遊感あるシンセサイザーと高音ボイスは
MGMTやDomを彷彿するようなサイケデリックなサウンド
昨年出したEPが素晴らしかったので
デビューアルバムへの期待が高まります

Gross Magic-Waiting for You

2012年2月12日日曜日

The Maccabees "Given to the Wild"

1. Given to the Wild (Intro)
2. Child
3. Feel to Follow
4. Ayla
5. Glimmer
6. Forever I’ve Known
7. Heave
8. Pelican
9. Went Away
10. Go
11. Unknow
12. Slowly One
13. Grew Up At Midnight

イギリス、ブライトン出身The Maccabeesの通算3枚目のアルバム
UKチャートで4位をマークし、様々なメディアで絶賛されてます

エッジの効いた1st、落ち着いた2ndを通り出来上がった
3rdアルバムは、よく比較対象として出されているArcade FireやColdplayを彷彿するような
より重厚で深みのあるロックアルバムに仕上がっている
このアルバム、とにかく美しい
メインボーカルOrlandの歌声はどことなく品があってしっとりしているけれども
それでいてエモーショナル
表情豊かなギターラインとシンセサイザーが紡ぎだすメロディーは
心奪われるほど魅惑的でドラマチックでメロディアス
曲の盛り上がりではギターラインから抑えきれない高揚感が感じ取れる
目を閉じて彼らのアルバムを聞くと
穏やかな海だったり、大草原だったり、大自然の情景が浮かんでくるようで
そんな壮大なる彼らの世界観に多くのギターロックファンが魅了されるはず

The Maccabeesはライブがとても素晴らしいバンドなので
再来日してぜひとも新アルバムの曲を日本で披露して欲しい

2012年2月7日火曜日

Smith Westerns @Turner Hall Ballroom in Milwaukee


Smith Westernsの全米ツアー最終日、ミルウォーキー公演に行ってきました!
アメリカのコンサートはチケット番号がないので
開演時間ぴったりに行っても最前列に行けました
前座はSPIN'sのベストニューアーティストに選ばれていたBleachedと
NY出身のPorcelain Raft
Bleachedはお洒落でメンバーも雰囲気があったけど
曲自体は良かったのに演奏があまり良くなかったので惜しい感じでした。
Porcelain Raftはシンセが心地よくて歌も演奏も上手かった
(この2組は別記事で改めてまた紹介します)

前座が終わり、夜の11時を回るころ歓声とともにSmith Westerns登場!
正式メンバーは3人ですが、ギター兼キーボードとドラムの2人のサポメンがいて
編成は5人でした
フロントマンのCullen君、写真で見るよりも細い
スキニージーンズに花柄シャツとデニムシャツを着こなしていてお洒落

1曲目はAll Die Young
彼らのきゅいんとしたギターの音は狂おしいほど甘くて切なくて
聞いていて胸が苦しくなるぐらい
1stアルバムは音源だと荒削りでへろへろな感じですが
3,4曲しか1stの曲はやってませんでしたが
ライブで聞くと、2ndのようなメロディアスなアレンジになっているというか
明らかにギターの音が違くて、成長を感じました
特にDreamsの後半、盛り上がる部分の演奏とコーラスが
あまりに迫力があって、鳥肌がたった

サマソニで見たときはMCもほとんどなく淡々と演奏してたけど
この日はCullen君、変なテンションでした
MCも良く喋っていたし、ステージを動き回っていて
しまいにはシールドが抜ける始末
ただ(あまり気にならなかったのですが)声の調子はあまり良くなかったようです
ギターのMaxとCullenの間ぐらいの場所で見ていたんですが
ちらっとベースのCameronの方を見ると
どうした?!ってぐらい変な動きでベースを弾いてて正直気持ち悪かった・・・

途中で新曲も披露していましたが、2ndと路線変わらず
キャッチーなギターポップでなかなか良かったです。新譜も期待。

2nd最後の曲Dye the Worldでパフォーマンスは締めくくられ
1時間に渡る彼らのライブは終了
Smith Westernsはロマンチックでドリーミーな世界を見事に体現し
その世界に存分に酔いしれたと同時にあまりにも切ない気分にさせられました
こんなにも感情が揺さぶられたライブは初めてで
ライブが終わったあともしばらく夢心地な気分でした

Smith Westernsは2011年の私のベストアルバムだったのに
半年前のサマソニで見た公演がいまひとつだったので
本場で見てみたかったバンドのうちの一つ。
ツアー最終日だったので彼ら自身、熱が入ってたのかもしれないし
「アメリカのライブハウス」という雰囲気のせいなのか
それとも半年の成長によるものなのか
サマソニとは比べ物にならないぐらい格段と演奏が良くなっていたように感じました
次に新譜を出したときまた来日して彼らの本領を日本でも発揮して欲しいです

2012年2月4日土曜日

Dog Is Dead

ノッティンガム出身のDog Is Deadのニューシングル
"Two Devils"が発表されました

"Two Devils"
大自然を思わせる美しい旋律に
情緒的なボーカルと彼らの最大の魅力である美しいコーラス。
インディーポップのイメージがありましたが
この曲は壮大でドラマチックなギターロックになっています。
ちょっとダークでドリーミーなこのPVも素敵。

一昨年あたりから注目され始め、
毎年恒例のNMEの企画の2012年の期待の新人で
18位に選出され、ますます注目を浴びている様子の彼ら。
昨年はBombay Bicycle Clubをサポートを務めて
彼らに気に入られたらしく、BBCのJackがこの曲をremixしてます

"Young"
2年前に出したこのシングルは
のどかなイギリスの田舎の情景が浮かんでくるような曲。

現在デビューアルバム製作中で
今年の終わりに完成予定だそうです。
個人的に2010年代のUKインディーを引っ張っていく
バンドになるんではないかと期待。

公式HPからアコースティックEPがfreeでDLできます


shangri la

ブログTime for Heroesから移転してきました
音楽、特にUK/USのインディーロックと
映画の情報を中心に更新していこうと思います

前ブログはこちらから→Time for Heroes