2019年2月14日木曜日

NEW VIDEO: RedBedRock / Diluvio

ここ東京でカナダ、プエルトリコ、ベネズエラ、日本と多国籍なメンバーで結成されたハードロック・バンド、RedBedRockが新曲「Diluvio」のミュージック・ビデオを公開した。 

スペイン語で「洪水」と題した本楽曲は、男性を翻弄する破天荒な一人の女性マリアについて歌っており、このビデオは彼女の愛と血みどろな物語である。元々Guns n' Rosesのカバーバンドとして活動しおり、80〜90年代のハードロック、オルタナティブから多大な影響を受けているという彼らが鳴らすイントロの破壊的なギターはまさに猛威を振るう嵐のよう。というのも実は、このマリアという人物は、2017年プエルトリコとドミニカ国を襲い、多くの死者を出したハリケーン・マリアからインスピレーションを得ているという。また、ヘビィなサウンドをバックにスペイン語で歌うヴォーカルはラテン音楽の影響が伺えるエキゾチックな雰囲気で色っぽさを感じる。物語の始まりは穏やかなに見えたマリアと恋人たちだが、一転、最後は日本のホラー映画を思わせるような真っ赤な死のエンディングを迎える。

RedBedRock is a hard rock band formed here, in Tokyo by multinational members, Canada, Puerto Rico, Venezuela and Japan and they released a new music video of their single "Diluvio".

This song titled "Flood" in Spanish, is about a wild and beautiful girl, Maria and  this video is about her bloody love story. As originally played as a cover band of Guns n 'Roses before, they're influenced by 80~90s hard rock and alternative. Therefore,  the heavy guitar intro might remind you a strong typhoon and storm. In fact, the character, Maira is inspired by Hurricane Maria which attacked Puerto Rico and The Dominican Republic in 2017 and killed a lot of people but it focuses on the bloody romance.  In addition, the vocal singing in Spanish with heavy rock sound is sexy and you can feel the influence of Latin music. Though the beginning of the story in the video is Maria and lovers look chill and calm, it ends with deep red like Japanese horror movies.

 

2018年8月22日水曜日

[Album Review] (the) ocean and i / The Distance Between Us

(photo by Lena)

(the) ocean and iはNayokenza Robyn Oliver (Vocals/ Production)、Maryssa Lovejoy, (bass)、 Ernesto Salinas (drums)、Late (Electronics)で結成された東京のアンダーグラウンドで活動する4人組バンドである。2018年8月14日にリリースした『The Distance Between Us』は、2017年のデビューEP『An Ocean Alive』、今年リリースしたEP『Tidal』に続くセルフ・プロデュースのデビュー・アルバムとなる。 

本作は、彼らのバンド名が表すように、様々な"海"の顔を想起させられる世界観が広がっている。オープニングの「Saltwater」はまさに荒波の海だ。美しいメロディーから、暴力的なエレクトロニック・サウンドに一気に変化し、そこにラップとシャウトが入り乱れていく。続く「Something Special」はポップな電子音に無機質なヴォーカルが重なりエキゾチックな雰囲気に...。また、轟音ギターと激しいシャウトが印象的な「Visions」は彼らのエナジーが激しくぶつけられた1曲だ。最後に穏やかなムードの「Shoreline」で煌びやかな朝の海のように、ゆっくりと、静かに、幕を閉じていくー。自らの音楽を"メランコリック・ポップス"と称する彼らは、ヒップ・ホップとエクスペリメンタル、メタル、エレクトロ、そしてここ東京での経験を融合させ、時代や流行に捉われないDIYなポップ・サウンドを確立したのだ。

English:

 (the) ocean and i is a 4 piece band in Tokyo underground formed by Nayokenza Robyn Oliver (Vocals / Production), Maryssa Lovejoy, (bass), Ernesto Salinas (drums), Late (Electronics) . "The Distance Between Us" released on 14th Aug, 2018 is their self-produced debut album following the 1st EP "An Ocean Alive" in 2017 and the 2nd EP released this year "Tidal".

 In this work, as their band name, you can listen to various "oceans" vibes. The opening track "Saltwater" is exactly heavy waves. The beautiful melody is changed to violent electronic sound at once, the rap and shout goes through with it. Following "Something Special" is electronic pop with synthetic vocals. It is very exotic and moody. Also, "Visions" is a great song with aggressive guitar and strong shouts. You might feel their energy then. The closing, "Shoreline" is slow, quiet, and electronic sounding like the morning ocean. The band says their music is "melancholy pop" and, yes, actually they succeed to establish their own DIY pop music which is mixed with Hip-Hop, Experimental, Metal, Electro, and their own experiences here in Tokyo.

Listen here


Website : https://theoceanandi.com
Facebook: https://www.facebook.com/thocnndi
Instagram: https://www.instagram.com/theoceanandi

2018年1月27日土曜日

最近聞いているもの

最近聞いている音楽をメモ用にまとめます。
Suzi Wu // Taken Care Of
去年知ってたらベストの新人に入れてたな〜
ヘロヘロのラップ調のヴォーカルが良い。

 Whenyoung // Actor
Dream Wifeの前座を務めるということで知ったバンド。
ヴォーカルのコが可愛い。

LUCIA // Melted Ice Cream
from Glasgowのガレージロック。
ピンクのネオンに包まれるガーリーなビデオもツボ。
Black Honey、Bleached、The Big Moonあたり好きならオススメ。

2018年1月5日金曜日

Looking back on 2017

Happy New Year!!
「もうブログはやらないのか?」と何度か聞かれたこともあり、
今まで毎年書いていた年間ベストを投稿しないままなのも
(例えこれが自己満足でも)もやもやするので、久しぶりの投稿です。
だらだらスペインのドラマを一気見していたら2018年ももう5日経っていました。
おかげさまですっかり脳内がスペイン語です(学生時代単位落としたけど)。
といわけでさっそく。

2017年3月20日月曜日

Van Zeller // You Can't Lose


初めて聞いた瞬間、思考停止になるような衝撃を受けた。
The OrwellsやSpring Kingを初めて聞いた時と同じ感覚。
最近かなり気に入っているfrom Bristolのバンド。

それもそのはずSping Kingのメンバーがミックスしています。
(ちなみに昨年本ブログで彼らのインタビューをしているので
こちらも併せてチェックを。Interview : Spring King
YAKやThe Big Moon等などのオープニングを務め、
まだ2曲しか公開されていないけれど話題になっているよう。
全然今風でもないし新しさはないのですが、
シンプルなギターサウンドと歌詞に
体が勝手に動いちゃうし、一緒に歌いたくなる。
これぞロックンロール。
彼らの音楽を聴いてただただがむしゃらに踊ろう。