2013年2月16日土曜日

ムーンライズ・キングダム

STORY
 1960年代ニューイングランド島。自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサム(ジャレッド・ギルマン)は、常に本を読んでいる少女スージー(カラ・ヘイワード)に恋をする。キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。一方、村では保安官(ブルース・ウィリス)やスージーの両親(ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド)らが、二人を捜していたのだが……。
(yahoo!映画より抜粋)

COMMENT
大好きなWes Andersonの新作!心待ちにしていたので公開初日に観に行ってきました

ノスタルジックな映像とレトロな色使いのカラフルワールドが素敵!
舞台の60sな雰囲気がよく出てると思います
特に青いアイシャドウにピンクのミニドレスを着たおませなスージーがとってもかわいい

孤独を抱えるサムとスージーが現実から逃げるように駆け落ちするのだけど
彼らのような境遇にいなくても
世の中とか人生への疑問とか不満とか無意味さというのは
誰でも青春時代に感じたことあるんじゃないかと思います
だけど真剣に駆け落ちする彼らを最初は大人は理解してくれない

2人でレコードかけながらはしゃいでいるこのダンスシーンが結構好き
現実から隔離された誰にも邪魔されない自由気ままな時間を過ごしているシーンで
淡い彼らの恋にときめいた
レコードプレーヤーから流れるFrançoise Hardyの "Le Temps de l'Amour" が
このシーンとマッチしていてすごくお洒落だった

サムとスージーを捜すおとなたち
こどもに振り回され、躍起になっている姿は滑稽にも見えた
子供からみた親とか大人って完璧に思えるけど
本当は彼らも子供時代を通った人間で、完璧じゃない
大人の方が子供よりも見えてない部分ってあるのかな

結末はハッピーエンドではあるのだけどちょっぴり切なかった
夢物語の逃避行が終わるということは現実を受け入れ始めるということ
これが大人になっていくってことなんだろう

Wes Andersonの映画は基本コメディーだけれども
ちょっとヨーロッパの映画のようなシニカルで現実的な部分もあるので
ただ笑って終わり!な映画ではなく
人生についてとか、いろいろなことを考えさせられるような作品だったりして
改めて好きだなと思いました


もう一度映画館でに見に行ってこようと思います:)
RATING:★★★★☆
Trailer


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