2015年12月31日木曜日

Best Albums in 2015


ギリギリの更新になってしまいましたが
2015年のベストアルバムを20枚を選びました。
20~11位のコメントは割愛します。




#20. Holychild / The Shape Of Brat Pop To Come
#19. Hey Anna / Run Koko
#18. Strange Talk / E.V.O.L.U.T.I.O.N
#17. Hurts / Surrender
#16. Kid Wave / Wonderlust
#15. Allie X / CollXtion
#14. Peace / Happy People
#13. Say Lou Lou / Lucid Dreaming
#12. Tame Impala / Currents
#11. Wavves / V

#10. Years & Years
















BBC Sound of 2015で1位獲得から一気にブレイクした彼らのデビューアルバムは完璧なエレポップアルバム。
Recommend : I Want to Love

#9. Thee Oh Sees /Mutilator Defeated At Last
















改名前のリリースも含めると16枚目?一時期休止していたようだけど、ちょこちょこ短期間で休止するから気づかなかった(笑)ガレージ、サイケ、グラムを消化したサウンドは安定のカッコイイ。
Recommend : Poor Queen

#8. Fidlar / Too
















愛すべきパンク野郎の新作。青春の想い出が蘇ってくる1枚。やっぱりパンクってこうじゃなくちゃ。むちゃくちゃなパフォーマンスも落書きみたいなジャケットも馬鹿みたいなミュージックビデオ(ブリちゃんコスプレやばい。)も全て愛しい。
Recommend : 40 oz. On Repeat

#7. Grimes / Art Angles
















昔、機会があって話したときはか細い感じの大人しそうな少女だったな。今や現代のポップアイコン、宅録女子Grimesの新作。アートワークの奇妙さとか根本のダークな思想感は変わっていないんだろうけど、前作と比較するとギターやヴァイオリンなどのサウンドが加わりよりカラフルなポップになったと思う。そういえばWIREDにこんな記事がありました、タイムリーだから載せとく。:わたしがスター・ウォーズを愛する理由:Grimesからのラヴレター
Recommend : REALiTi

#6. Jamie xx / In Colour
















説明不要のJamie XXのソロアルバム。間違いなく10年代を代表する大傑作。今年日本に来たとき、ハウスなんて聴かないロックファンのコ達が詰めかけててびっくりした。ロックとハウスの橋渡し的な存在でもあるというのも実感。
Recommend : SeeSaw

#5. Sharmir / Ratchet
















NY Timesも「ポップミュージックがShamirに追いついた」と評しているけど、まさに。R&Bやロック、ソウル、様々なジャンルを消化した彼の音楽は新しいポップの可能性を提示してくれたと思う。カラフルなファッションから想像もつくように彼自身はジェンダーレスだそうで(女の子としかデートしたことないらしいけど)、そういった生き方や人生観も彼の音楽を形成しているのだろう。あどけない顔しているなぁと思ったらまだ21歳なのね。
Recommend : On The Regular

#4. Gengahr / A Dream Outside
















去年から楽しみにしていたGengahrのデビュー作品。胸焼けしそうなぐらい甘ったるい。甘ったるいけど"She's A Witvh"や”Heroine"等の曲名からわかるように、意外とダークなのも魅力。まるでグリム童話。夢心地で儚げなボーカルとファジーなギターサウンドを聴いているとまるで夢の中にいるみたいで覚めたくなくなるんだ。
Recommend : She's A Witch

#3. Empress Of / Me
















初めて彼女の曲を聴いたときは衝撃だった。ドラマチックな曲の展開、艶やかなボーカル、激しく美しいダークなシンセサウンド、インテリジェンスを感じる歌詞、全てが完璧で圧倒的。各メディア絶賛のNY出身Lorely Rodriguez嬢のソロプロジェクトのデビューアルバムは、作曲からプロデュースからすべてやったという彼女の自信がタイトル『Me』から現れている。日本に来てほしいな、ライブ観たい。
Recommend : Thereat

#2. Wavves × Cloud Nothings / No Life for Me
















私の大好きな2組のバンドが共作でアルバムを作るなんで夢みたい!どちらかというとWavvesよりもCloud Nothings感が強くなってしまった気もするけど、叫びまくる暴力的なボーカルがダブルになって、パワーアップしている。かき鳴らすギターの疾走感は2組ともデビュー時と変わらず、やっぱりこの2組は最高。
Recommend : Come Down

#1. Car Seat Headrest / Teens of Style
















「もしもThe Strokesがベッドルームで録音したら彼らのような音になるだろう。」SPINがこんな賛辞を送っている。確かに声が似ている。バージニア州からでてきた彼らのいかにもナードな見た目はJulian Casablancasとは似ても似つかないけれど。特にシングルにもなった"Something Soon"は圧巻、ライブになったら大合唱間違いなし。ティーンの胸焦がる気持ちと焦燥感を吐露した青春の1枚。
Recommend : Something Soon


◆2015年を振り返って
今年は仕事が忙しい中の合間を縫いながらもいつも以上に様々な音楽を聴いて、ライブハウスやクラブ等現場に行って、様々なアーティストにインタビューを通じて話ができた年でした。ブログでは海外のインディーズをメインに書いていますが、今年は日本の若手のバンドもたくさん見たし、EDMもヒップホップも聴いていたし、ニューヨークも行ってきた。それでも私はやっぱりギターロックが好きで、このベストを見てわかる通り、シンプルで、若さ故の衝動や勢いを押し出したような音楽を聴くと胸が高鳴ります。ただし、こういうバンドってすぐに解散しちゃったり、売れるにつれその衝動感がなくなっちゃうんだけど、そういった儚い寿命も含めて好きだったり。来年は私が愛してやまないSmith Westerns(解散済)のCullen Omoriくんのソロアルバムが出る予定なのが楽しみです。来年も今年以上に様々な音楽に触れられれば良いなと思います。
それでは良いお年を:)

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